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公務員面接試験での足切り




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公務員試験の足切りは面接にもある可能性が | 採用担当者のホンネ

地方公務員(市役所)試験の筆記試験を合格して安心しきっていませんか?

気持ちはよくわかります。
最終面接までいけば、あとは特別おかしなことがなければ大丈夫だと思っていた時期が私にもありました。

実際、まったく準備せずに最終面接に挑んで不合格をいただいたという苦い経験が私にもあります。

ところで、筆記試験で足切りがあることは公務員試験に限らず、いろんな試験であることですよね。
筆記試験は最低限の知識を確認するためのものですから当たり前のことかもしれません。

でも、足切りがあるのは筆記試験だけではないかもしれませんよ。

ここでは、私が勤務していた市役所で実際に採用に携わっていた人との世間話の中で出た話をもとに筆記試験以外でも足切りがある可能性についてお伝えします。

人材の採用にはコストがかかる

学生の方からすると、「筆記試験をして面接するだけでしょ。お金なんてかからないでしょ。」と考えるかもしれません。

公務員に限らず採用する側としては優秀な人材を獲得したいと考えています。

そのためには採用試験を実施していることを広く伝えなければなりません。
あなたの大学にも、民間企業の採用担当者が説明に来たり、大きな会場を借りて説明会を実施することがあります。

そもそも、良い人材を獲得するために組織内で会議をしたり、様々な準備をすることによって担当者の人件費がかかります。

「マイナビ企業新卒内定状況調査」によると、新卒者をひとり採用するために大企業、中小企業含めた平均で45.9万円かかると言われています。

とても大きな金額ですよね。

もちろん、企業としても良い人材が欲しいわけですから、人材を採用するのにお金をかけるのは当然のことです。
しかし無駄なお金はかけたくはないのです。

人材採用にコストをかけたくないのは民間企業だけでなく公務員も同じです。

一般的に考えられる採用試験での足切り方法

公務員試験の足切り

エントリーシート

いわゆる書類審査というやつですね。
エントリーシートと言えばあなた自身の情報と、採用試験を受ける前に志望動機などあなたがどんな人なのかを事前に知らせるためのものです。

みなさんも「学歴フィルター」なんて言葉を聞いたことがあると思います。
学歴フィルターの是非についてここでお話するつもりはありませんが、客観的な判断としては有効なものだと思います。
当然採用する側でも、学歴が仕事には重要だと考えているわけではありません。

他にも、志望動機や自己PRを確認して、明らかにふさわしくない人を選考することができます。

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筆記試験

民間企業よりも公務員試験では筆記試験が重要視されてきました。

教養科目や専門科目など、公務員として必要な知識を身につけているかどうかを客観的に判断されてきましたね。
そのあたりで公務員試験を国家試験と勘違いしている人もいるようです。

公務員試験では、この筆記試験で公務員として必要な知識を持っていない人を足切りしているわけです。

公務員(市役所)試験で集団面接が足切りに使われていると思われる理由


公務員試験ではこの筆記試験が最大の難関とされてきましたが、最近ではそういうわけでもなくなってきました。

人物重視ということが公務員試験でも言われるようになってきました。
しかし、受験者全員の人物像を同じだけ深く見ていくことは実際には難しいことです。

初めにもお伝えしたとおり、人材を採用するためのコストを可能な限り削減したいからです。

実際に公務員試験において、集団面接などが足切りのために行われているのか真偽はわかりませんが、私は足切りに利用されていると考えています。

その理由を採用担当者との世間話の中で出た言葉とともにお伝えします。

まともにすべての人間を見ていられない

かなり採用担当者の本音が出ていますが、世間話の中で「集団面接や集団討論などでは真剣に全員のことを見てられないよ」というようなニュアンスの言葉がでました。

少しお疲れのようで愚痴のようですが、採用者側からすると明らかに集団面接などの重要性は低いと感じられました。

正直なところ、同じような志望動機や自己PR、学生時代に得たものなどを聞いていても何も感じないというのが本音でしょう。

そこで、次の個別試験などで見てみたいと思える人だけを選別して、公務員(市役所職員)としてあり得ない人間だけを落とすための試験としているのではないかと私は考えています。

まともな受け答えができる人の方が少ない

また、別の採用担当者からはこんな発言がありました。

「最近の子って、まともな受け答えができる人の方が少ないのよ」

かなり辛辣な言葉ですが、疲れた表情で言われましたね。

この発言から、すごく低レベルですが、まともな回答ができる人とできない人を分類しているというのがわかります。

もしかして、あなたは自分は話すのが得意な方だし、緊張もあまりしないから大丈夫と思っていませんか?

まともな受け答えというのは、「質問に対して」ですからハキハキ話せるだけでなく、トンチンカンな回答をしている人も落とされてしまうことを頭に入れておきましょう。

その他にも、空気が読めていない人も当然含まれますからね。

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集団面接や集団討論の試験官は採用担当者ではないことがある

民間の採用試験でも良くあることですが、グループ面接や討論では人事担当者ではなく、実際に現場で働く部署の方が試験官をすることがあります。

理由は2つで、ひとつは単純に面接官の人数が足りないからです。
ふたつめの理由は、現場の人間から見て使える人間かそうでないかを判断してもらうことも有効だと考えているからです。

実際に公務員試験でも人事担当者以外の職員が試験官となっていることがあります。
もちろん、基本的な採用方針などの講習は受講しているので、まったくの素人というわけではありませんが。


公務員の心理として、特に自分の本職以外のことをする場合には「減点法」になると思いますね。

公務員は政策に対して批判があることを常に気にしながら仕事をしています。
もっと言うと、政策のダメなところを見つけて、それを潰していくような仕事の仕方をします。

あなたのダメなところを見つけるのが得意なわけです。

つまり、採用担当者以外が面接官を務める場合、「積極的に採用するのではなく、必要ない人を見つける」というのが役割りになっていると考えられるのです。

足切りされないためには無難にやり過ごす

集団面接や集団討論が、積極的に採用したい人を見抜くためのものではないことをお伝えしてきました。

特に、現場の人間が面接官を務める場合、少なからず好き嫌いが反映してしまうので、受験者の正しい対応というものが統一されていません。
”運”というものに左右される可能性が出てきます。

そこで、他の受験生よりも一生懸命に自分をアピールしすぎたり、あなただけが時間を使い過ぎたりすると逆効果になる可能性が非常に高くなるわけです。

ですから、減点されないためには無難にこなすことが重要になるのです。

具体的には次のようなことに気をつけましょう。

  • 面接にふさわしい服装をすること
  • 相手の目を見て、ゆっくりと話すこと
  • 相手の質問に対して、意味のない話はしないこと
  • 周りの受験者よりも目立とうとしないこと
  • 集団討論ではまわりの空気を読んで協調すること

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