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地方公務員試験

市役所採用試験に出題される科目の特徴を解説 | 教養と専門

市役所職員になるためにしなければならないことと言えば…

そうです試験勉強ですね。

私も実際に公務員になろうと考えてから、何をすれば良いのかわからずに本屋で過去問を見て、どんな科目があるのか知りました。
でも、実際には知り合いでもいれば正しいことが聞けるのですが、自分で調べてみるとやっぱりどこか不安なんですよね。

公務員試験の概要を掴んでしまえばあとは努力するだけです!

ここでは、地方公務員試験のなかで市役所採用試験を受けようとする人のために、どんな科目を学習する必要があるのか、どの程度の難易度なのかなどについて解説したいと思います。

教養科目と専門科目に分類される

地方公務員試験の筆記試験は、「教養科目」「専門科目」に分かれます。

そして、市役所採用試験の日程には「A日程からD日程」の4つの日程があります。
ひとつの市役所で年に4回の採用試験があるわけではありません。

全国的の市役所採用試験のほとんどがこのA日程からD日程のどこかで採用試験を行います。
(全く違う日程で行われる市役所もあります)

少し話がそれましたが、採用試験の日程に触れたのは、A日程で行われる市役所の採用試験のほとんどは「教養科目」と「専門科目」どちらも出題されることが多いからです。

B日程からC日程の採用試験では、「教養科目」だけが出題されることが多い傾向があります。

まずは、あなたが志望する市役所の試験が、教養科目のみが出題されるのか、専門科目も出題されるのか、市役所のホームページを確認するようにしましょう。

教養科目の内容と概要

市役所採用試験の教養科目数
教養科目とは、高校までに習うような一般的な学力を確認するような試験です。

科目的に見るととても幅が広く、大学入試のセンター試験のように感じると思います。

出題数は40問で、すべて5択のマークシートです。

ひとつづつの難易度はそれほど高いものではありませんが、何しろ範囲が広いため科目ごとの優先順位を決めるなど計画的に学習することがとても重要です。

私の実体験と、通っていた公務員予備校の他の人の傾向として理数系の人の方が圧倒的に強いです。
理由は、各ジャンルで説明しますが、理系になじみのあるジャンルの配点が比較的高いからです。

※ 平成30年度から市役所試験では「古文」「文学・芸術」「漢字の読み、ことわざ」の出題はなくなります。

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【ジャンル①】数的処理

  • 判断推理
  • 数的推理
  • 資料解釈

教養科目40問のうち、13問から14問も出題されるため、できるだけ正解したいジャンルです。

先ほど理数系が有利とお伝えしたのはこのためで、理数系の人はそれほど勉強するウェートを高くする必要はありません。
しかし、逆に理数系の人でこの数的処理を落としてしまうと、一気にピンチになるジャンルです。

工夫して答えを導き出すようなものが多く数学とは少し違います。
また、パズル的な問題もあるためIQテストのように自頭を試されるような問題も出題されることがあります。

文系の人にとっては、最大の難関とも言えるジャンルとなり、苦手意識を持つ人がとても多いため、この数的処理を制することができればグッと合格に近づきます。

平成29年度配点実績
数的推理判断推理資料解釈
A日程571
B日程481
C日程481

【ジャンル②】文章理解

  • 現代文
  • 古文
  • 英文

中学校や高校で馴染みのあるような問題です。

文章を読んだあと、内容について問われる問題ですね。
これについては短期間でどうこうできる科目ではないので、個人的には対策する必要はないと考えています。

過去問でどんな問題が出題されるのか体験する程度で良いと思います。

平成29年度配点実績
現代文古文英文
A日程313
B日程313
C日程313

【ジャンル③】社会科学

  • 社会
  • 法律
  • 政治・経済

すべてが後からお伝えする専門科目のレベルを落とした内容です。

社会は有名な社会学者などとその人の考えなどを覚えるような問題ですね。
政治については過去の政治の出来事や歴代総理が実行した政策などが問われることが多く、こちらも単純に覚えてしまう問題です。
経済は一般的な経済の話から、過去の経済の歴史などが問われ、ごくまれに計算が必要になる問題が出題されることもあります。

専門科目まで勉強している人にとっては、落としたくないジャンルです。

平成29年度配点実績
政治・経済

法律

社会
A日程314
B日程322
C日程412

【ジャンル④】人文科学

  • 世界史
  • 日本史
  • 地理
  • 思想
  • 文学・芸術

出題数のわりに出題範囲が広いジャンルです。

どこまで時間をかけて勉強するかは、あなたに残された時間によります。
勉強時間に比例して解ける範囲も広がるので、時間的余裕がある人はしっかりと準備をしましょう。

時間的な余裕がない人は、どれかを捨てるということも考える必要があります。

平成29年度配点実績
世界史日本史地理思想文学・芸術
A日程22201
B日程32200
C日程22201

【ジャンル⑤】自然科学

  • 数学
  • 物理
  • 化学
  • 生物
  • 地学

またしても理数系ジャンルです。

難易度はセンター試験と比べると難しくはありません。
理数系の人は数学と物理または化学を確実に取るようにして、生物と地学の暗記にウェートを置いて対策することで自然科学全問正解も狙えます。

対して、文系の人にとって今から物理や化学を勉強するよりも、生物と地学を確実にした方が勉強時間としてのパフォーマンスは圧倒的に良いです。
特に物理などは暗記部分だけに留めるなど工夫して勉強するのがおすすめです。

平成29年度配点実績
数学物理化学生物地学
A日程11111
B日程11121
C日程11121

専門科目の内容と概要

市役所採用試験の専門科目数
教養試験のような基礎学力を試すような試験ではなく、大学で学ぶような知識が必要になります。

そのため、あなたが大学で学んだ科目が多くあるととても有利です。

しかし、大学で学んだことがない科目であっても、ほとんどの科目が暗記や数をこなすことで対応することは可能です。

出題数は40問で、すべて5択のマークシートです。
勉強時間がそのまま点数に出てしまう試験です。

【ジャンル③】行政系

  • 政治学
  • 行政学
  • 社会政策
  • 国際関係

大学時代の学部による差はあまりでません。

とにかく知っているかどうかの差が出るため、インプットがとても大切になるかと思います。

また、このジャンルを勉強しておくことで、教養試験で出題される問題については対応できるので、あらためて教養試験用の学習をする必要はありません。

平成29年度配点実績
政治学行政学社会政策国際関係
A日程2232
B日程2232
C日程2232

【ジャンル①】法律系

  • 憲法
  • 行政法
  • 民法
  • 刑法
  • 労働法

各種法律の判例を基に出題されます。

向き不向きが出てしまうジャンルですが、避けて通れないジャンルでもあります。

特に民法などを苦手とする人が多く、私自身もほぼ民法を捨てて他の法律にウェートを置いた経験があります。

刑法や労働法の出題数は少ないものの、比較的ボリュームが小さいため落とさずに取りたいところです。

次にお伝えする経済原論が苦手な人は、この法律系ジャンルで点数を稼ぐしかありません。

平成29年度配点実績
憲法行政法民法刑法労働法
A日程45422
B日程45422
C日程45422

【ジャンル②】経済系

  • 経済原論
  • 財政学

経済原論は専門科目の中で最重要ともいえる科目です。
出題数が多いうえ、計算問題も多く出題されるため、理数系の人が有利な内容になっています。

数学の苦手な人は、考え方だけでもしっかりと理解しておくことで、計算問題以外の問題には対処することができるはずです。

この経済原論でしっかりと点数を取ることができれば、かなり有利な状態になります。

平成29年度配点実績
経済原論財政学
A日程113
B日程113
C日程113

市役所採用試験に出題される科目の特徴解説まとめ

公務員試験はとにかく範囲が広いです。

教養科目だけで受験できる市役所を受験するのであれば、独学でも合格できる人はそれなりにいます。

ただ、複数の市役所を受験することを想定されている場合は、やはり専門科目まで勉強することで選択肢が増えます。

あなたにどれだけの時間が許されているのかによって学習計画は大きく変わってくると思います。

もし、あなたがどうしても市役所の仕事に就きたいと考えているのなら、公務員予備校に通うか通信教育などを利用して、効率よく最短距離を進んでいくことを強くおすすめします。

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